育児でイライライしないには夫との関係性が重要

「私が育児でイライラしてしまうのは夫の非協力的な態度が原因」という人が、とても多くいます。雑誌では立ち会い出産のリポートも花盛りですし、登場するのもたいてい協力的ですてきな夫たち。
それなのに実際に赤ちゃんが生まれたら、自分の夫は世間で言われているほど子育てに協力的ではないし、夜泣きのときにも知らん顔。「こんな夫とは思わなかった」と妻がイライラしてしまうのももっともでしょう。
私が以前行った調査でも、出産後の夫に対する妻の気持ちは、肯定と否定がほぼ半々。「いっしょに育児をしていく中で、よりいっそう心のつながりが持てた」という人がいる一方、「夫への関心が少なくなった」「育児に強力してくれない夫への不満やあきらめが強くなった」という人が多くいます。

そして、夫に対して否定的な感情を持っている妻は、ストレスもより強くなりますね。特に多いのは、「育児に振り回されて自分がだめになりそう」「イライラする」「毎日がおもしろく通い」という訴えです。
お母さんがイライラせずに過ごすには、まず夫との「いい関係」が必要だと言えでしょう。

でも、夫の職業によっては、産後の育児を思うように手伝えないということもあります。確かに、夫の手助けは新米ママにとってかけがえのないものですし、夫たちにはぜひとも協力していただきたいですが、結局はケースバイケース。そもそも、「協力」とは何でしょう。それは、夫婦関係そのものの確立でなくてはいけないと私は思います。問われているのは、男と女としての成熟した関係ではないでしょうか。

たとえば、女性の多くは「子どもを産んでもいつまでも魅力的な妻でいたい」と考えています。

一方、男性の多くは、子育て中の妻に女性としての魅力を感じるどころか、「おふくろさん」的なイメージを持つことが多いようです。これは同時に妻にも言えることで、「夫への関心が少なくなった」という意見がいい例ですね。夫が「いつまでも美しくいてほしい」と思っても、「私は母親だから、そんなことかまっていられなどとぱかりに髪を振り乱してしまう……妻と夫には、意識のうえで互いにギャップがあります。夫に育児協力を求めることも必要ですが、そのためにも互いに「ときめきある関係=セクシャリブイ」をたいせつにする努力を忘れたくないですね。たとえば、夫はよく育児をやっているのに妻としては満たされないという人もいます。それはまさに、セクシャリティの部分が問題になっているのではないでしょうか。産んだがために異性として扱ってもらえない不自然さが、不満となってあらわれてくることも多いようです。もし妻が子育てのたいへんさに翻弄されて、そうしたことをふり返る余裕をなくしてしまっているようなら、妻自身も考えてみる必要があるでしょう。

そもそも、なぜ2人がいっしょに暮らしているのか11児子どもが生まれたとたん、お互いを「お母さん」「お父さん」と呼び合うことになんの疑問も感じないような日本の風土では、ともすると、夫婦が互いに男として、女としてのあり方の基禾を見つめ合うことをなおざりにしがちです。一人の人間として互いにどう向き合うのか、そこを問わない限り、それぞれの家庭での夫の育児参加のありようは、答えが出てこないのではないでし
うか。

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